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ロードアメリカレース2:ローゼンクヴィスト、ラスト2周の逆転劇。インディ初優勝を果たす - Motorsport.com 日本版

 インディカー第4戦、ロードアメリカのレース2は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)がラスト2周で逆転のオーバーテイクを決め、インディカー初優勝を飾った。

 55周のレーススタート直後から、接触によりライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)やグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がクラッシュするという波乱の幕開け。しかし、ポールポジションのパトリシオ・オワード(アローマクラーレンSP)は動じず、レースをリードしていった。

 しかし、7番手スタートのローゼンクヴィストが着実にポジションを上げ、オワードを追った。一時は4.3秒差まで近づいたものの、ピット作業時にタイヤ交換に時間がかかってしまい、その差が8秒まで開いてしまう。その後も両車は一進一退の戦いを続けた。

 最後のピットストップを終えたローゼンクヴィストとオワードの差は6.2秒。しかしペースではローゼンクヴィストの方が上で、残り6周の時点で3.8秒差あったギャップを2周後には2秒まで縮めた。

 残り2周、ローゼンクヴィストはオワードについに追いつき、ターン5でインを守るオワードに対してクロスラインを仕掛けた。サイドバイサイドのバトルはターン7まで続いたが、ローゼンクヴィストはアウト側からオワードの前に出ることに成功した。

 ローゼンクヴィストは、そのままトップチェッカー。インディカーでの自身初優勝を果たした。オワードとは最終的に2.869秒差をつけた。3位には、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)が入っている。

 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は12位でフィニッシュ。開幕からの連勝は3で途絶えたが、チームとしては開幕から4戦連続で勝利したことになる。

 レース1で3位を獲得したアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング with チーム・ゴウ)は、一時2番手につける場面もあったが最終的に7位。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は12番手スタートから8位と、3戦連続のトップ10フィニッシュとなった。

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July 12, 2020 at 05:57PM
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