岐阜県安八郡神戸町丈六道の児玉利文さん(45)は、日本では珍しい特殊な自転車を使って行う競技「レッドフッククリット」の普及に意欲を燃やしている。チームの結成やレースの開催に取り組み、今年は目標としていた公共空間での開催実現にもこぎ着けた。
同町出身の児玉さんは、競輪選手だった父の影響を受けて、幼い頃から自転車競技に触れてきた。岐南工高自転車競技部を経て父と同じ競輪の道に進み、30年近い経歴を持つ現役だ。
きっかけは4年前に見た、米ニューヨークで開かれたレッドフックの映像。市街地を舞台にした激しいレース展開と、屋台などを楽しみながら見物する大勢の観客。各種自転車競技に参加してきた児玉さんにとって「今までの自転車レースとはかっこよさが全然違った」と振り返る。
競技では、ギアを固定してブレーキがない自転車を使って1周1キロほどのコースを周回し、その速さを競う。短い距離を走ることによるレース展開の早さと脚力を問う競輪と異なり、コーナリングをはじめとする操縦技術が問われるコース設定も魅力だったという。
一瞬で競技に魅せられた児玉さんは単身渡米、2017年に開かれた大会に参加。18年には「sfiDARE CRIT JAPAN(スフィダーレクリットジャパン)」というチームを組み、韓国やヨーロッパの大会にも出向いて腕を磨いてきた。
17年、競技の輪を広げようとコース作りやルールをアレンジした国内向けの大会を考案。同年から自転車仲間に参加を呼び掛けて春と秋の年2回、海津市で大会を開いたほか、毎月、初心者を対象にした専用の自転車の講習会を開いて競技人口拡大に努めてきた。
競技で使用する自転車はブレーキがないことから道交法の関係で公道を走れず、これまで大会は私有地で開催。ニューヨークのような市街地での実現を目指して神戸町などと交渉を重ね、今年4月に同町瀬古のごうど中央スポーツ公園で「GODO CRIT」を開くことが決まった。
大会には男女約70人が参加する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大から中止に。開催は来年に持ち越された。児玉さんは「自分が『ニューヨークに行くしかない』と思った時と同じように、競技に興味を持った人が『岐阜に行くしかない』と思えるような大会にしたい」と意気込んだ。
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December 14, 2020 at 05:38AM
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特殊な自転車のレース「レッドフッククリット」岐阜開催へ情熱 - 岐阜新聞
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