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ニッサン 2020スーパーGT第1戦富士 レースレポート - オートスポーツweb

2020年の初戦、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが7位

GT300クラスではGAINER TANAX GT-Rが2位表彰台

SUPER GT 2020第1戦レースレポート
7月19日 富士スピードウェイ(静岡県)

【GT500】

 約3カ月の延期を経て、いよいよ2020シーズンのスーパーGTが開幕しました。富士スピードウェイが舞台となった第1戦は、土曜日の夕方に90分の公式練習を行い、日曜日に予選・決勝を行うというスケジュールになりました。また、新型コロナウイルスの感染予防対策により無観客での開催に。これまでのレースウイークとは大きく異なる雰囲気のなか、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)が7位フィニッシュしました。

 公式練習が行われた18日(土)は雨と霧に悩まされる一日でしたが、一夜明けた19日(日)は朝から日差しも差し込むほどに天候が回復。GT300クラスの予選ではWET宣言も出されていましたが、続いて10時3分から行われたGT500クラスの予選はほぼ完全に乾いた路面状態で各車が予選に向かいました。

 #3 GT-Rは同じミシュランタイヤを装着する#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)と揃って、セッション開始と同時にコースイン。Q1担当の平手は序盤2周で丁寧にタイヤを温め、計測3周目からペースアップ。4周目には特に難しいとされるセクター3をうまくまとめ、1分27秒022をマークして暫定2位に上がりました。
 
 セッション終盤に入りライバル勢もペースアップしてきたことから、最終的には3位でQ2へと駒を進めました。#23 GT-Rは1分27秒435で10位、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)は1分27秒968で14位、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)は1分28秒137で15位となりました。

 Q2では、セッションが2分を経過したところで#3 GT-Rの千代がコースインしました。ウォームアップからハイペースで周回すると、1分27秒521で暫定トップタイムを更新。しかし、同じタイミングでアタックに臨んでいたライバル勢がこのタイムを塗り替え、6番手まで後退します。千代は2周連続でアタックに挑み、セクター1、2と好タイムを並べ1分27秒439まで自己ベストタイムを短縮したものの、順位を上げるには届かず、#3 GT-Rの予選結果は7位となりました。

2020スーパーGT GT500クラスに参戦するニッサンGT-RニスモGT500
2020スーパーGT GT500クラスに参戦するニッサンGT-RニスモGT500

 昼頃から天候は一気に回復。日差しも強まり、決勝レーススタート時には気温は26度、路面温度は40度を上回るほどに上昇しました。#3 GT-Rは平手がスタートドライバーを務め、オープニングラップは一旦9位にポジションダウン。混戦のうちに挽回を図ろうとしましたが、レースは序盤からセーフティカー(SC)が導入されます。100Rコーナーで#12 GT-Rと#64 NSX-GTが接触してしまい、#12 GT-Rがマシンに大きなダメージを負ってコースサイドにストップしたためで、#12 GT-Rはここでレースを終えることになりました。

 5周を終えたところでレース再開。再スタート直後、#3 GT-Rは前を行く#39 GR Supraと#16 NSX-GTを追い立て接近戦を展開しました。周回数が進むにつれ、前後のマシンとの差も少し広がり、#3 GT-Rは10位をキープして中盤戦に入りました。

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