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レースに観客が戻るのはいつ? F1は慎重姿勢崩さず「急ぐつもりはない」 - Motorsport.com 日本

 F1は新型コロナウイルスの影響で大幅にスケジュールを変更、7月のオーストリアで2020年シーズンが幕を開ける予定となっている。

 すでにスケジュールが発表されているヨーロッパでの開幕8レースは、ファンが参加できない無観客イベントとして開催され、各チームも含め現場のスタッフの数が最小限に抑えられることになっている。

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 世界中のスポーツと同様、前例のない時代を迎えているモータースポーツ。F1の競技面を統括するマネージングディレクターのロス・ブラウンは、そんな中でのリーダーシップについて話す中で、シーズン後半のレースにファンの入場を許可する可能性に関して、慎重かつ楽観的な姿勢を示した。

「それを急ぐつもりはない。ヨーロッパでのレースのうち、後半については楽観的だが、それについては計画を立てたくない」

 ブラウンは、FIAのEカンファレンスのインタビューでそう語った。

「フライアウェイのレースに行けば、ファンを入れることを期待できるようになると思うが、それも完全に保証されているわけではない」

「安心で安全な環境でレースをすることが重要だと思う。我々は世界中を回っている。どこかの国で、他の国への出国を妨げるような問題を抱えることはできないんだ。ゆっくりと前に進む必要がある」

「我々にとってファンは非常に重要だ。彼らはレースに素晴らしい雰囲気を加えてくれるので、彼らに会いたいと思っている。我々は少しずつそうしていきたいと考えている」

「我々は段階を飛び越えたくはないし、何か問題が起きた時には再びそれに対処しなくてはいけない」

 F1は今季、15~18レースを実施することを希望しており、今後数週間で開催カレンダーを更新する予定だ。

 ブラウンは、無観客でのレース開催はシーズンを進める上で非常に重要であり、グランプリに参加できなかったとしてもファンを楽しませ、惹きつけるために役立つと語った。

「状況は世界中で異なる。シーズン序盤に無観客レースを受け入れる準備ができていたことにより、我々は多くのチャンスを得ることができた」

「それは理想的な状況ではない。ファンはスポーツにおいて非常に重要な部分なので、どのスポーツにとっても理想的ではない。それでも我々は、何もしないよりもレースを行ない、レースを放送し、ファンを惹きつける方がずっと望ましいと感じた」

「無観客イベントにアプローチしたことで、ヨーロッパのレースを大部分を決めることができた。もちろん、我々はこのパンデミックの状況を理解するにつれて、調整することができる」

「シーズン前半はヨーロッパが中心だが、後半はまだ流動的だ。バーレーンとアブダビでシーズンを締めくくることができると確信しているが、その間のスペースを埋めている」

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June 17, 2020 at 10:58AM
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