福岡県柳川市の「ボートレーサー養成所」で7日、第128期生51人の入所式があった。元日本大学馬術部主将で全日本学生馬術選手権大会でも優勝した古野博人さん（22）＝北九州市出身＝も式に臨み、ボートレーサーへの第一歩を踏み出した。同養成所は日本モーターボート競走会が運営、国内唯一のボートレーサー養成機関。
古野さんとボートレースとの出会いは中学1年生の時。父親と同市若松区のボートレース場を訪れ、エンジン音や水しぶき、駆け引きに圧倒され、ボートレーサーになる夢を抱いた。
一方で日本中央競馬会（JRA）職員で小倉競馬場（北九州市）に勤める父親の影響で、中学1年生から馬術を始め、ボートレーサーでも通用するようにバランス感覚や体幹を鍛えた。10年間馬術に打ち込み、日本大学3年生だった2018年には、全日本学生馬術選手権大会などで優勝した。
「今度はボートでも全国の頂点に立ちたい」。ボートレーサーに挑戦することを決断し、競争率約20倍の狭き門を突破した。両親は「自分の決めた道を頑張れ」と応援してくれた。
養成所の訓練は1年間で、ボートの操縦や整備技術、ルールなどを学ぶ。修了できるのは入所生の約半分という厳しい世界だ。古野さんは「誰にも負けたくない。日々努力し、プロのボートレーサーとして賞金王になりたい」と意気込んだ。【高芝菜穂子】
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April 08, 2020 at 09:05AM
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学生馬術日本一の22歳 「ボートレースでも王者に」 養成所に入所 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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