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競泳 池江選手 白血病公表後 初のレース 約1年7か月ぶり復帰 - NHK NEWS WEB

2020年7月23日、午後8時。国立競技場に1人姿を現した彼女は、聖火がともされたランタンを掲げながら世界に向けて語りかけました。
「希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても前を向いて頑張れる」

数々の日本記録を塗り替え、”水の申し子”とまで呼ばれた池江璃花子選手を、白血病はレースの場から遠ざけました。この1年7か月の歩みを彼女自身のことばとともに振り返ります。

去年1月13日。池江選手は、都内のスイミングクラブが開いた、子ども向けの小さな大会に出場しました。冬場の泳ぎ込みのさなかの調整を兼ねたレース。最も得意とする100メートルバタフライを泳ぎ切った池江選手の表情は珍しく曇っていました。自身が持つ日本記録から4秒以上遅かったのです。池江選手は「トレーニングを積むなかで体の重さが抜けないまま迎えた試合だったが、自分でもびっくりするくらい遅かった」と戸惑いの表情を浮かべながら話しました。約1年7か月前のレース、白血病と診断される直前でした。

去年2月に病名を告げられると、予想もしなかった結果にもかかわらず「今は、少し休養を取り治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」と、気丈なことばを残して闘病生活に入りました。

しかし、彼女を待っていたのは、抗がん剤など化学療法による副作用との戦い。入院1か月後の自身のツイッターは、闘病生活の苦しさがにじむものでした。
「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。でも負けたくない」

池江選手は病に屈することなく治療を続けました。公の場に姿を見せたのは去年9月、都内で行われた日本学生選手権の会場でした。春に入学した日本大学の水泳部員としてチームメートに声援を送り、大会後には「ことしは出られず本当に悔しかったので、必ずまたリベンジします」と競技復帰への強い思いをのぞかせました。

その道筋は徐々に具体的になっていきます。

去年12月の退院の際には「2024年のパリ五輪出場、メダル獲得」と直筆で記しました。ことし3月、病気を公表後初めてプールに入り、先月は練習の様子を報道陣に公開しました。「心から楽しんで水泳ができていて、日に日に力がついている実感がある」と話していた池江選手。今では、ともに4年前のリオデジャネイロオリンピックに出場した仲間とほぼ同じメニューをこなせるまで回復しました。直近の目標として掲げるのは、去年出場できず悔しい思いをした日本学生選手権への出場です。

先月、20歳の誕生日を前に「自分の意思を持った内面的に強い女性になりたい」と誓ったいつも前向きで、日本一負けず嫌いなスイマー。

池江璃花子選手が帰ってきました。

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August 29, 2020 at 01:51PM
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