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【デーブ解析料理】楽天の編成にガッカリ 田中貴=即戦力には「?マーク」 - サンケイスポーツ

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9回、さえない表情で試合を見つめる楽天・三木監督=楽天生命パーク

9回、さえない表情で試合を見つめる楽天・三木監督=楽天生命パーク【拡大】

 (パ・リーグ、楽天2-6ソフトバンク、19回戦、ソフトバンク11勝8敗、29日、楽天生命)編成面でドツボにはまった。楽天の現状には、がっかりしている。

 2位、さらに優勝を狙うために、1つも落とせないのが上位2チームとの直接対決。一回に先行した時点で、まず目指すべきは1-0の完封勝利だった。

 則本昂が故障明けで、しかも調子が良くない。となれば、四回に追いつかれた後、目指すべきは1-1のまま粘り、終盤に勝機を見いだすことだった。

 ところが五回、則本昂が左の栗原に勝ち越し3ランを浴びて、万事休す。ゲームプランができていない上に、手痛いのは、冒頭で嘆いた通り、編成上の問題だ。

 左腕の高梨をトレードで巨人に出してしまったから、勝負を分ける局面で、左対左で抑えにかかる状況を作れない。おまけにウィーラーも出したから、ブラッシュが2軍に落ちると、とたんに右打者のパンチ不足に陥っている。

 巨人から緊急補強した田中貴も1軍経験は乏しく、将来性は期待できるにしても、即戦力になるかというと「?マーク」をつけざるをえない。ハイ、補強しました…とのエクスキューズにすら、映ってしまう。

 いまにして思えば、残念な限り。現場は与えられた戦力でやるしかないだけに、編成の重要性を痛感させられる。 (本紙専属評論家)

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