MotoGP第5戦オーストリアGPで、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスはポールポジションを獲得。レースでも好結果が期待されていた。
そのレースではヨハン・ザルコ(アビンティア)とフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)の大クラッシュが発生した。赤旗が掲示されレースは中断。ビニャーレスはクラッシュ発生時、その近くを走っていたが幸運なことに巻き添えを回避することができた。
ただ赤旗中断されるまでのレースで既にビニャーレスは苦戦しており、レース再開時も6番手からのスタートだった。そしてリスタートを迎えると、彼はクラッチにトラブルを抱えてしまったことで後退し、リタイア寸前の状況に追い込まれてしまった。
その後ビニャーレスはなんとかペースを取り戻してポジションを上げていき、最終的にトップから15秒差の10位でフィニッシュしている。
好調な予選からレースでは一転して不調に……これまでヤマハで戦って来た中での一貫性の無さと似ているのではないか? そう訊かれたビニャーレスは次のように答えた。
「説明するのがとても難しいんだ」
「僕の場合、何年もレースで苦戦している。なぜグリップを失い、ブレーキングもだめになり、何もできなくなってしまうのかが分かっていないんだ」
「今週末のポジティブだった点は、少なくとも最終的に良いラップタイムが出せたことだ。1ポイントでも勝ち取るためにベストを尽くしたよ。それがチャンピオンシップにとって重要だと分かっているからね」
「でもこの問題はとても複雑で、僕自身でさえ理解するのは難しい」
「普段僕はレースで走る時というのが、とても不安な瞬間なんだ。バイクがどう機能するかわからないからね。これはすごく厳しいことだ」
「どのメーカーも僕らの一歩先を進んでいるように思える。1周のアタックでは僕らはとても速く、最大限のモノを絞り出している。でも誰かの後ろにつけているとき、オーバーテイクができないし、コーナーへ飛び込むこともできないんだ」
「ジョアン(ミル/スズキ)をオーバーテイクしたときも、限界だった。クラッシュして彼にぶつかると思っていた程だ。でもとにかく、それも新しいことじゃない」
「オーストリアでの2戦目をやり過ごして、僕らにより合ったエンジン面の要求がそれほど高くないコースで、また(レースを)楽しみたいね。これでは楽しむのも難しいんだ」
また今回、間一髪で大クラッシュの巻き添えになることを避けられた件について訊くと、ビニャーレスは飛来するマシンをみて本能的に頭を庇ったと述べた。
「バイクがクラッシュすると、(バイクが)アスファルトを掻く音が聞こえるんだ」
「それでその音を聞いて、『クソッ、誰かがクラッシュした』と思った」
「でもそれからとても大きな爆発音が聞こえた。たぶんヨハンのバイクがウォールにぶつかったんだと思う。そして(モルビデリの)バイクが飛んでくるのを見て、僕はとっさに身体を守ろうとした」
「その後したことと言えば、アクセルを全開にすることだった。彼らは赤旗を出さないかもしれないと思って、プッシュすることが必要だったんだ」
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing, and the bike of Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT crash
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
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August 17, 2020 at 05:52PM
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PPから一転10位……苦悩するビニャーレス「レースを楽しむのが難しい」 - Motorsport.com 日本版
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