フェラーリは今季限りでセバスチャン・ベッテルとの契約を延長しないことを決定。来季以降の去就について、注目が集まっている。
ベッテルの移籍先として有力視されているのが、今季パフォーマンスを大幅に上げたレーシングポイントだ。ベッテルもレーシングポイントと、”簡単な話”をしたことは認めている。
レーシングポイントのオーナーはランス・ストロールの父親ローレンス・ストロールであるため、ベッテルの加入が決まったならば、セルジオ・ペレスが放出される可能性が高いと言われる。
F1フォトグラファーのマーク・サットンは、今週初めに自身のインスタグラムを更新。イギリスGPの決勝レース終了後、ベッテルとサフナウアー代表が、同じクルマに乗り込んだのを見たと明かした。
ベッテルはこの件について、F1 70周年記念GPの際に尋ねられると、それが事実であることを認めた。
「それは正しい情報だ。僕たちはガソリンスタンドに向かっていた」
そうベッテルは語った。
「ガソリンスタンドに行った後、彼は家に帰った。僕は続けて他の所に行こうとしていたんだ」
「それは良いクルマだったんだ。フェラーリ・ピスタだよ。彼は何年も前に、そのクルマについて話していたのを覚えている。そして彼は今や、そのマシンを実際に手にしている。そして彼は、燃料を使い果たしたと言ったんだ。だから僕は『どこに行くの？』と尋ね、そして同じ方向に向かっていた」
「僕は彼と一緒にガソリンスタンドに行き、それからどこか他の場所に行ったんだ」
ベッテル曰く、彼もサフナウアー代表もマスクを装着していたという。そのため、ソーシャルディスタンスを保つことができなかったとはいえ、FIAが定めた基準は遵守していたという。しかしその一方で、同乗した一件について人々が騒いでいるのは、「野暮なこと」だと語った。
「みんなは全てのことを騒ぎすぎている。僕にはその意味が分からない」
「新しいことは何もないよ。でも大丈夫だ」
またベッテルは、サフナウアー代表とは長きにわたって友人であると語ると共に、将来のことについて早々に決めようとは思っていないと語った。
「僕の方には、ニュースも、発表も何もないよ」
「僕は長いことオットマーのことを知っているし、以前にも彼のクルマに乗ったことがある。誰も興味を持たなかったんだよ」
「僕らは長いこと、お互いのことを知っている。だからそれを人々に話すのは、それほど珍しいことじゃない。来季についての可能性はたくさんある。F1では、それほど多くの可能性は残っていないのかもしれない。でも、計算すれば、どのシートが既に埋まっているのかがすぐに分かるんだ」
「でもこれまでにも言ってきたように、最も重要なことは、自分の選択に満足しているし、その選択の意味は時間が教えてくれる。だから僕はそれについて、それほど心配していないんだ」
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August 07, 2020 at 03:25PM
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