コロナ禍における「お家時間」の強い味方としてクローズアップされているのがNintendo Switchのゲーム「あつまれ どうぶつの森」。
まったりのんびりライフを楽しむのもよいが、お家でできるゲームはもちろんそれだけではない。レーシングシミュレーター(レーシングシム)が熱いのだ。
ここでは、自宅でも楽しめる本格的なシミュレーターについてのアレコレを紹介、解説しよう。
【画像ギャラリー】ハマったらもう出てこられない!? オススメのレーシングシムソフト&アイテムをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年4月のものです/文・写真:栗原 淳(eモータースポーツジャーナリスト)、岩佐琢磨(株式会社Shiftall CEO)/初出:『ベストカー』 2020年5月26日号
■「ゲーム」ではない? 家庭用のレーシングシミュレーターとは?
(TEXT/栗原 淳)
新型コロナウイルスによる影響でモータースポーツイベントが軒並み延期・中心となってしまった。そこで注目を集めているのがゲーム内でのモータースポーツ、通称「eモータースポーツ」。
そこにはリアルに作られたレーシングシムソフトと本物とさして変わらない環境を自宅で構築できるレーシングシミュレーターがある。
レーシングシミュレーターは、路面やタイヤの感触を緻密に伝えられるハンドルコントローラーを基本に、ペダルセットやシフターが用意されており、それらを固定し、実際のクルマと同じようなドライビングポジションを実現するコックピットも販売されている。
今回、このレーシングシミュレーターを自宅で構築して楽しむのに何が必要なのかを紹介していきたい。
■まずはぱそこんが必須!!! おすすめWindowsパソコン
(TEXT/編集部)
こういったシムソフトを快適に動かすには「ゲーミングPC」と呼ばれる高性能なパソコンが必要不可欠。
お薦めなのは人気アイドルグループ「乃木坂46」がCM出演しているマウスコンピュータ社のゲーミングPC「G-Tune」と、パソコン工房が販売している「Level INFINITY」というゲーミングPCシリーズ。
基本構成でも充分高性能だが、予算に合わせてカスタマイズ注文(BTO)ができるのが強み。下に最低限・推奨スペックを掲載しているので参考にしてほしい。
ひとつ注意してもらいたいのが、モニターの買い忘れだ。オプションの場合もあるので注意しておこう。16:9よりもワイドなタイプ(例えば21:9など)のモニターだと没入感が高くなるのでお薦めだ。
■これ全部シムの画像!!? 本格的なレーシングシムソフト5本
(TEXT/栗原 淳)
まずレーシングシミュレーターにはソフトがなければ何も始まらない。
わかりやすく言えば「ゲームソフト」なのだが、作り込みがとにかく細かい。
実在するクルマ、コースはもちろん、時間変化や天候変化まで再現するのは当たり前で、さらにタイヤの消耗、表面温度の変化によるグリップの変化や接触やトラブルによるダメージ表現、燃料マップの概念などさまざま。
紹介するソフトは、すべてWindows環境で動作し「Steam」と呼ばれるダウンロードショップで販売されている。
■ハンドル、ペダル、コックピット……レーシングシミュレーター機材について
(TEXT/栗原 淳)
ソフトとPCが揃ったら、いよいよ操作系統のハンドルコントローラーやコックピットを揃えていこう。
量販店、大手ネットストアで販売されているハンドルコントローラーは、アクセル・ブレーキ・クラッチのペダルセットも付属している。シフターは別途販売されている。
コックピットは量販店よりも大手ネットストアのほうが購入しやすい。予算に余裕があればシート付タイプをお薦めする。ただ、梱包された状態でもかなり大きく、重量も相当なので購入する前に設置スペースを確保しておこう。
ギャラリーでお薦め製品をピックアップしてあるので、是非参考にしてもらいたい。
■全部揃えるにはお金がかかりすぎ!! 岩佐流 安くシム環境を構築するコツ
(TEXT/岩佐琢磨)
と、ここまでレーシングシムのあれこれを紹介してきたが、なんといってもお金がかかる。最後に、クルマ好きの岩佐氏流「環境を安く構築するコツ」を紹介しよう。このコツを参考に、あなたもレーシングシミュレーターを自宅に構築してはいかが?
* * *
PCで主流となっているソフトはアセットコルサや「rFactor2」だが、これらの発売は古く5~6年ほど現役を続けている。昨年の新作アセットコルサコンペティツィオーネや、つい先月ベータ先行発売されたばかりの「オートモビリスタ2」もさほどハイスペックなPCを必要としない。
ちょっとグラフィックオプションを落としてやれば、数年前のPC+現行グラフィックカードでも充分快適に動作させることができてしまうのだ。
筆者の「Core i5-3570K」という8年前のCPUでも、現行のミドルクラスグラフィックカードと組み合わせれば3面モニターで快適にプレイできる。
グラフィックオプション設定のコツは、煙の描写、反射の描写、影の描写を抑えること。煙は出ているのがわかればいいし、影もプレイ中はまぁあればいいか程度なので低いレベルで構わない。さらに異方性フィルタリングを×2程度に抑えることだ。
ある程度の性能を持つCPUが搭載されていて、グラフィックカードを交換できるPCをお持ちなら、まずはグラフィックカードだけでも現行モデルを買い足してみるのがお薦め。メモリーは実は8GBもあればさほど困らない。高速なNVMeSSDもほとんど恩恵はない。
最も重要なのはハンドルコントローラーだ。レーシングシムの快適性に最も影響するのはハンドルコントローラー、と言える。
フォースフィードバックに対応していて、ロックtoロックで360度以上切れて、光学センサー式のステアリングを備えるのが最低条件だが、現行品でこの条件にあてはまる製品はG29か、T300RSが最安値となってしまい、ともに実売価格4万円近い。
T150の並行輸入品はまだ2万円台で手に入るが、こちらは国内での保証は受けられない。
DIY派の方は、光学式ステアリングを採用した古い製品の中古をフリマサイトなどで狙って、ペダル内の消耗部品(可変抵抗)だけを交換して使うのを試す手も。
筆者も12年モノのDriving Force GTを修理して使っているが、いまだに現役で充分に使えるいいコントローラーである。
家電製品、ガジェットの企画開発をする会社のCEOだけあって、ハンドルは自分でメンテ、コックピットは自作している岩佐氏
【番外コラム 01】本物に乗ってるみたい!!! VR(ヴァーチャルリアリティ)でレースを楽しむには?
(TEXT/岩佐琢磨)
VR環境を導入すると、ゲーム画面が視野いっぱいに広がり、さらに首を振って左右や後ろが自由に見渡せる。実車シートなどと組み合わせれば「実車で走ってる感」を余すことなく体感できるのだ。
とにかく没入感が異常に高く、この観点だけで見るとどんな投資よりもコスパがいい。とはいえタイムを削ったり、レースで勝つためには不要なアイテム。シムに何を求めるのか? で導入を決めたい。
先に述べた程度のPC環境があればヘッドセットを買って繋ぐだけとお手軽で、費用も新品で3万~5万円程度とさほど高くない。今すぐ新品購入ならOculus Rift S、少し待てるならHP Reverb G2を待つのがお薦めだ。
【番外コラム 02】プロ向けの本格派シミュレーター「T3R」
(TEXT/栗原 淳)
より高度なシミュレーターも存在する。それが「T3R VR Simulator」。現役NASCARレーサーである古賀琢麻選手が自身の経験に基づいて開発した本格レーシングシミュレーターだ。
シートまたは筐体にアクチュエーター(軸)が取り付けられ、レーシングシムのマシン挙動にあわせて動くシステムで、VRデバイスと緻密に連携し、今までにない没入感をドライバーに体感させることが可能なのだ。
エントリーモデル(2軸)、フルスペック(4軸)の2モデルがある。
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June 07, 2020 at 05:00PM
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