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プロドライバーも参戦! ステイホームで盛り上がるeモータースポーツ! - ベストカーWeb

 スーパーGTを統括するGTアソシエーションは、2020年のスーパーGTの開幕戦を7月17~18日の日程で富士スピードウェイにて行うことを発表した。

 序盤の4戦は無観客での開催を発表しているものの、ようやくレーシングマシンの活躍を見ることができそうだ。

 レースを開催できない期間のレース界は、プレイステーション4用のレーシングシミュレーター「グランツーリスモSPORT」に代表されるようなeモータースポーツによって支えられてきた。

 総務省が6月5日に発表した発表した4月の家計調査で、ゲームソフトへの支出が2倍に増えたとのことだが、それほどステイホームとゲームマシンとの親和性は高いというわけだ。

 ステイホームのレーシング界は、世界的にeモータースポーツが注目を浴びている。本物のレーサーがバーチャルなレーシングマシンで戦っているのだ。

 今回はeモータースポーツに詳しい森吉雄一氏に国内のeスポーツについてレポートしてもらった。 

文:森吉雄一/写真:Toyota


■プロが家からレースゲームに参戦!

TOYOTA GAZOO Racingは3、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』内でGRスープラによるワンメイクレースを開催している

 今、レースゲームやレーシングシミュレーターを使った「在宅レース」が熱い!! オンライン上では毎日のようにプロレーシングドライバーやプロゲーマーがバトルを生配信している。

 趣味でレースゲームを楽しむ人やシミュレーターでトレーニングするユーザーにとってプロレーシングドライバーといえば雲の上のような存在だ。

 その憧れのプロドライバー達が、大挙して身近なレースゲームなどのeモータースポーツ界に流れ込む、言わば「逆流」のような現象が起きている。

 近年盛り上がりを見せているeモータースポーツだが、ここに来てその人気は一気に加速しとんでもなく面白いことになってきている。

 ご存じの通り新型コロナウィルスの影響で大勢のファンが集まるレースイベントは今のところほとんどが中止。

 F1やスーパーGTをはじめ、人気の高い国内外のレースもまだシーズンが始まっていない上に、今後の開催予定は全く予測がつかない。当然レース業界は過去に経験したことのないほど深刻な打撃を受けているというのが現状だ。

 残念ながらレーシングドライバーはマシンに乗り込むこともなくレースどころかテストや練習すらできない状況。

■トヨタ系ドライバーが中心になって盛り上げる!

左から2019年のスーパーGT・GT500クラスのチャンピオンの大嶋和也選手と山下健太選手、そしてチームを率いた脇阪寿一監督。トヨタ系のドライバーがeモータースポーツを盛り上げている!

 他にプロドライバーとしての仕事といえばイベントインストラクターやゲスト出演などが主な業務だが、それこそ人が集まるイベントも全て中止となってしまっている。

 だけど暗いニュースばかり並べてもしょうがない。リアルレースが無理ならバーチャルレースがある。

「今だからこそ、モータースポーツを楽しもう!」と、以前からeモータースポーツ大会のゲスト解説者としても活躍中の脇阪寿一選手や小林可夢偉選手などトヨタ系のレーシングドライバーが立ち上がった。

「プロゲーマーVSプロレーサー」など見ていて楽しい企画をYoutubeで実況配信を始めたのだ。その波はメーカーやカテゴリーを超え多くのプロドライバー達に瞬く間に広がって大変な盛り上がりを見せ始めている。

 まさに在宅ワークならぬ「在宅レース」だ。その見所はプロドライバーとしてのドライビングテクニックやレースの組み立てはもちろんだが、今までヘルメット越しで見ることができなかった表情やコメントも予想以上に面白い。

 ピリピリしたサーキットと違い自宅でリラックスしてしゃべりながら楽しそうにレースする姿もファンにはたまらない。

■トヨタがeモータースポーツのためのスタジオを設立

 こういった活動が自動車メーカーも動かした。

 トヨタは『e-Motorsports Studio supported by TGR』というPlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』に対応したレーシングシミュレーターを配備。

 国内外トップクラスのレーシングドライバーがオンラインレースやオンラインレッスンを配信できるスタジオをオープンした。

 このプロジェクトは昨年のスーパーGT500クラスチャンピオンの大嶋和也選手が、仲間のレーシングドライバーやプロゲーマー達とオンラインレース中、突然トヨタ自動車のモリゾウ社長が観戦に訪れるというハプニング(?)から始まったのだという。

 このスタジオはプロドライバーやプロゲーマーに無料貸出しているが、観客が集まることで3密にならぬよう所在地は一般に明かされていない。

 小林可夢偉選手はTwitter上で「トヨタのドライバーだけじゃ無くNissanドライバーホンダドライバーも一緒にやりませんか?」とみんなでオンラインレースを通じ、モータースポーツを盛り上げて行くことを呼びかけている。

 5月24日には、スバルととトヨタGAZOOレーシングは、オンラインイベント「e-Nürburgring Race」を共催し、上記の動画を配信した。

■eモータースポーツに便利なアイテム

 現在eモータースポーツの主要タイトルといえばプレイステーション4の『グランツーリスモSPORT』が有名だが、オンライン専用ゲームとなっていて世界中のプレイヤーといつでもレースを楽しむことができる。

 レーシングカートから4輪レースへとステップアップしていく王道レーシングドライバーは多いが、新しい流れとして「SIMレーサー」の登場がある。

 SIMレーサーとは、レースゲームやシミュレーターなどのバーチャルなレース出身のレーシングドライバーのことだ。

 せっかくのSTAY HOME期間、あなたも在宅でSIMレーサーデビューしてみては?

 そんなあなたにおすすめの商品を紹介しよう。本格的モータースポーツパーツを開発販売している「LAILE(レイル)」からe-motorsports向けのパーツだ。

 その名も「つるペダ」。

 これは筆者が自宅でグランツーリスモのレースを楽しんでいるとき、室内なのでレーシングシューズではなく裸足でプレイしていたところ足の裏が痛くなってしまった。

 よく見ると実車のペダル同様すべりにくくする為の段差があるからだと理解したが、別に室内専用で使う訳だし靴下や裸足専用のペダルがあってもいいんじゃない? という話にLAILEの松本社長が興味を持ちそれを製品化したもの。

 微妙なペダルワークを実現するためレーシングシューズは薄く裸足に近づけるのが理想だと言われるが、裸足や靴下でプレイできる「つるペダ」はある意味究極のペダルといえる。

 これならミリ単位のペダルワークが可能でライバルに差をつけることができる。実際私もこのペダルを愛用しているがもう元のペダルには戻れない。

 もちろん実車のレーシングペダルと全く同様のクオリティーで制作されているだけに高級感も段違い。アルマイトによるカラーバリエーションも3色から選べてプレイシートに座るだけでもテンションが上がること間違いなしだ。

 現在はスラストマスター、ロジクールなど主要ハンドルコントローラー数種に対応している。

森吉雄一/元全日本ジムカーナドライバー。引退後はドラテクだけでなく、車両の分析力・セットアップ能力を買われ、チューニングショップやパーツメーカーのデモカー開発やタイムアタッカーとしても活躍。

 現在はドライビングアンチエイジングの一環としてe-motorsportsに挑戦。「50歳を超えてもまだまだ戦えることを証明したい!」

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