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小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>自転車のまちへ 観戦者の満足高めよ:栃木(TOKYO Web) - 東京新聞

中心市街地を自転車の集団が疾走するインパクトが魅力の「まえばしクリテリウム」だったが、赤字が続き中止に。観戦者にとって満足度が高いレースにしていくことが、開催継続のカギになる=2019年9月、前橋市で

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 一九九〇年にアジアで初の世界選手権自転車競技大会の開催地となった栃木と群馬の両県。

 その後、二〇〇八年に国内初の地域密着型ロードレースチームとして宇都宮ブリッツェンが、そして一五年に群馬グリフィンが創設され、それぞれが「自転車のまち」として活性化していく土壌が整った。

 その成果は早くも表れ、一七年には国内最高峰のシリーズ戦Jプロツアー(JPT)で、全二十二戦のうち、実に十二戦が両県で開催されるほどになった。

 しかし、その勢いに早くも陰りが見え始めていると最近では感じている。一六年から四年続いた「まえばしクリテリウム」は、初回から赤字が続いたことが影響し、今年は開催が中止に。栃木のレースも、自治体や地域住民の理解が得られずに中止が決定されるレースが相次いでいるのだ。

 中止となった「まえばしクリテリウム」は、群馬県庁や日本銀行前橋支店などがある中心市街地で開催される、インパクトのあるレースだった。

 ただ、インパクトを重視した分、一番盛り上がりを見せるスタート・フィニッシュ地点と飲食ブースが離れた場所にあるなど、観戦者には優しくないパッケージングだと感じていた。

 プロスポーツイベントは、何よりもまず観戦者の満足度を高め、観戦者数を増やすことが最優先。それには試合やレース自体が魅力的なのはもちろん、飲食や物販なども含め、興行全体として満足度の高いものにする必要がある。

 より多くの観戦者が訪れ、経済効果がはっきりと出ない限り、自治体や地域住民に支援の継続を望むことは難しい。それが現実だ。

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