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無観客レース、収益に逆風 ボートレース津 - 中日新聞

無観客の中、実施されるボートレース。水面際の観客席にはモーターと実況の音だけが響く=津市藤方のボートレース津で

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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、無観客でのレースが続くボートレース津(津市藤方)。近年はインターネット販売や他レース場の舟券売りが好調で、市の新たな収入源として期待が寄せられているが、思わぬ逆風にさらされている。

 「ブーン」。通常ならファンが詰め掛けるはずの水面際の観客席に、爆音が響き渡る。場内には実況と解説も流れているが、あくまでインターネットの視聴者向けという。

 「レースにもよるが、通常に比べると、売り上げは七割程度に落ちているのでは」と経営管理課の高士(たかし)健一担当主幹は顔をしかめる。無観客の機会を捉え、舟券売り場などがあるエントランスホールのペンキを塗り替えるなど再開に備えている。

 ボートレース津は戦後間もない一九四七年、競艇場として全国で最初に認可を受けた。七四年度には約四十六億円の収益金が市の一般会計に繰り出され、学校や道路などを建設する財源として活用された。

 全国的な公営ギャンブルの経営不振の流れもあり、二〇〇〇年代は低迷が続いたが、全国のレースの舟券を購入できる外向発売所「津インクル」の設置など投資を続け、近年は業績が改善。一六年度には一億円の収益金を稼ぎ、一般会計への繰り出しを十三年ぶりに復活させた。

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 市は本年度の収益目標額を二十億円とし、校舎の改修やこども園の増設などに充てる計画だが、下方修正は免れない情勢という。万が一、選手の感染が確認された場合はレースの続行自体が難しく、先行きが見通せない状況でもある。

 高士担当主幹は「新型コロナウイルスの影響で、多くのスポーツが中止になっている。続けられる限り、少しでもみなさんに楽しんでいただけたら」と話す。売り上げの五割以上を占める電話やインターネットによる舟券の販売は引き続き堅調といい、選手の健康管理や職員と選手の接触を必要最低限にとどめるなど、感染防止の取り組みを徹底させる。

 (鎌倉優太)

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